【広島県東広島市様】DSP避難標識の導入ストーリー
設置目的
東広島市内の避難場所を示す防災案内を設置する
避難場所が対応する災害種別の表記を掲示する
夜間にも表示内容を視認できる防災案内を設置する
設置コストおよび維持コストを低く抑える
デザインソーラーパネル避難標識:SLB-S10040C(H1000×W420×D37mm)×6台
取り付け方法:支柱建て込み
広島県東広島市様の導入背景
東広島市は中国地方の広島県中央部に位置し、広島市や呉市、三原市、竹原市、呉市などに隣接する街です。人口動態をみると、昭和45年以降から増加傾向が継続しており、過去40年間で同市の人口は2倍にまで増加しています。また、東広島市市は日本酒の製造でも兵庫県の灘や京都府の伏見と並び称されるほど有名です。毎年10月上旬には、20万人を超える人出でにぎわう日本酒のイベントも開催されています。
これらの点からみれば、防災面では、地理的な理解度が低い転入者や観光客への災害対応の必要性があるといえます。しかしながら、必要な対策すべてを役所、すなわち「公助」で実施することは財政面でも実行面でも現実的ではありません。
東広島市では、市民が「自らの安全は自らが守る」という自覚を持ち、平時から災害に対する備えを心がけるとともに、過去の災害から得られた教訓の伝承に努めることが重要との認識をもたれています。その結果として、早期避難など災害時には自らの身の安全を守るような行動を取ることができ、さらには自主防災活動への参加など地域ぐるみでの安全確保が実現可能となります。
そうした中、自主的な避難活動を促進する取り組みの一環として、指定避難場所への防災標識の設置が検討されました。案内板に表示される情報に基づいてひとりひとりの判断で避難行動を実行してもらうためです。また、防災標識の設置に関しては、以下の点から機材の検討が行われました。
土地勘の無い人でも、どの場所が安全か分かるような避難場所の標識を設置する
日本語に不自由な人でも、迅速かつ的確に避難できるよう多言語表示を実施する
夜間に災害が発生したときにも表示内容を視認できる
設置コストおよび維持コストをなるべく低く抑える
デザインソーラーパネル避難標識による課題解決
デザインソーラーパネル(DSP)は、太陽電池を内部に搭載した構造をもつ「内照式の避難標識」です。電気工事や配線設備を施すことなく表示内容のライトアップが可能となり、夜間の視認性確保に役立ちます。東広島市様の状況をヒアリングした上で、当製品をご提案しました。市が抱える防災面の課題改善に貢献できると考えたのは、以下の理由からです。
デザインソーラーパネルは、光源にLEDを用いた「内照式標識」です
専用のフィルムに印刷されたデザインが背面から照らされて全面点灯し、夜間においても表示内容をはっきりと認識できます
外部電源を必要としないため、電気工事が不要という特徴があります
基礎工事と標識設置作業のみで簡単に導入を完了できます
電力は太陽電池で賄いますので、災害による停電時にも発光し続けます
標識の内部に太陽電池などの全ての部材を搭載した「オールインワン仕様」です
見た目がすっきりとまとまっており、省スペースでの設置が可能です
掲出されるフィルムは「インクジェット印刷」を用いています
デザインはデジタルデータとして作成しますので、任意の出力が可能です
デザイン作成にあたっては、数々の自治体様向けの防災標識のデザインを担当してきた専門スタッフが、お客様のご要望をヒアリングしながら完全オーダーメイドで作成しています
設置コストは補助金で賄うことができても、基本的に「維持管理費」は各自治体で賄う必要があります
いかにランニングコストを抑えることができるのか、という観点も機材の選定材料となります
デザインソーラーパネルの場合、点灯に要する電力を内蔵の太陽電池で賄うため、電気代が一切不要となります
太陽電池製品の維持で最もコストのかかる「バッテリー」については、市販の単三蓄電池を使用しています
交換用バッテリーを量販店で安価に購入できる上、通常の電池交換の要領で取り換えができます
専門業者に依頼する必要はなく、専門知識なども不要です
導入による効果
東広島市内の防災拠点において、デザインソーラーパネルを「市指定の避難案内」として導入いただきました
JIS規定に基づいたピクトサインを表示デザインに用いています
併設地点が「指定避難場所」であることが、地元民以外の観光客にとっても一目瞭然です
自ら電力を生成するため、電気工事や配線設備なしで設置可能です
基礎工事および取付け作業のみで済むため、短期のうちに「夜間の表示機能を維持する案内」をご導入いただけます
表示面に記載される文字は「日中英の3カ国表記」が主となります
多国語表記により、訪日されている日本語に不自由な外国人の方にも、安全な場所であることを認識いただけます
表示内容には、災害種別の対応もなされています
土石流、崖崩れ/地滑り、洪水/内水氾濫、大規模な火事という4種類の災害に対して、避難所が安全であるのかどうかが示されています
個々が避難場所の安全性を判断できるため、自発的かつ効果的な避難活動を促進することが可能です
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