太陽電池を内蔵した表示板「デザインソーラーパネル」が発電したエネルギーを利用して、防犯カメラを展開するソリューションシステムです。
屋外において電力供給が困難な環境でも使用可能。電気工事を行うことなく簡単に防犯対策を整備できます。表示板との組み合わせにより、防犯カメラの存在を外部に周知することもできます。
屋外用の防犯カメラと導入の問題点
防犯カメラは犯罪行為の証拠撮影や抑止を目的とした導入が進められています。効率的にセキュリティの効果を発揮できます。屋内に設置する場合は問題になりませんが、屋外への導入の際は電源を確保する必要があります。電源の確保には電気工事および各種申請手続きなど、費用や手間が掛かってしまうケースも少なくありません。
電気工事を省く方法として広く用いられているのが「太陽光発電システム」です。耐候性に優れた屋外用の防犯カメラをソーラーパネルと組み合わせています。これにより、外部電力の供給に頼らず独自発電した電力による動作を実現可能。配線類による設置場所の制限がなくなる点もメリットのひとつです。
デザインソーラーパネルと防犯カメラの組み合わせ
活用のメリット
- 資材置き場、工事現場、駐車場など電源確保が困難な場所でも簡単に導入できます
- 電気引込み工事を施す必要が無いため、安価で迅速な設置を実現しています
- 表示板による警告を行うことにより犯罪の抑止に貢献します
- 公共の場において、プライバシーの観点からカメラ設置の目的を告知することができます
防犯カメラの種類と特徴
ネットワークカメラ
無線LANや携帯電話回線などを介してインターネットに接続するカメラです。撮影データをネットワークに送信できます。リアルタイムで撮影情報の確認が可能。遠隔地での操作やデータの管理などを実現しています。
アナログカメラ
アナログ配線を用いて撮影した情報を記憶する防犯カメラです。接続方法が簡単であり、カメラ本体のコストも比較的安価となっています。
センサーカメラ
人や動物の動きに反応して撮影を行う防犯カメラです。撮影した映像や写真をデータとしてSDカードなどに保存します。自動撮影のためナイトビジョン対応の機器も多く、夜間でも鮮明な画像の取得が可能です。
屋外用防犯カメラのネットワーク構成例
動画・写真の撮影
設置したカメラを運用して対象の写真および動画を撮影します。収集したデータは接続しているネットワークを通じて管理者の元へ送信されます。
撮影データの処理
撮影したデータをサーバーなどに集めて分析・解析を行ったりデータベースに保管します。情報共有や実用化により付加価値を高める作業も行われます。
遠隔地での操作
遠隔のPCやモバイル機器からデータのチェック・操作を行います。遠隔地からの映像確認といったサービスも普及しています。
ソーラー防犯カメラの用途
駐車場
電源の確保が困難な屋外駐車場において防犯カメラを使用できます。セキュリティの向上を果たし、安心安全な駐車場運営に貢献します。盗難事件や自動車事故といったトラブルの解決策を提示することができれば、駐車場を利用するお客様からの信頼度の向上に繋がります。
資材置き場
無人になりやすい建設現場の資材置き場では工事用具や銅線などを狙った盗難事件が相次いで発生しています。独自の電力供給により総合的な防犯対策の整備が可能となります。動作を自動化しており、人員確保や管理の問題も解決できます。
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