太陽電池を内蔵した避難標識「デザインソーラーパネル」が発電したエネルギーを活用し、感震センサーおよび防災機器を動作するソリューションです。
震災時における照明発光・キーボックス解錠・地震情報発信といったサービスを展開できます。電気工事や配線設備が不要。簡単な取付け作業のみでご導入いただけます。
感震センサーとは
感震センサーは地震の検出を行う装置です。一定以上の揺れを感知すると、連動している機器に対して信号を発信します。地震発生時にいち早く災害を認識します。二次災害の予防や緊急情報の発信といった防災対策に繋げられます。
感震センサーが最も広く用いられている分野は、漏電およびガス漏れによる「火災の防止」です。地震を感知すると同時にブレーカーを自動で落としたり、ガスの元栓を閉じることで二次災害を予防します。
近年では、地震速報や防災アプリといった情報サービスとの連携も進められています。様々な機器に感震センサーが紐付けられ、防災活動に寄与することが期待されています。
デザインソーラーパネルと感震センサーの組み合わせ
活用のメリット
- 停電時でも、蓄えた電力を用いて防災機能を維持します
- 太陽電池が製品外に露出せず、景観への影響を最小限に抑えます
- メンテナンスは5~6年に1度、市販の単三蓄電池の交換のみで対応できます
感震センサーの構成例
照明の発光
地震を感知した際に誘導灯を発光したり、避難所への案内情報を照らし出します。迅速な避難行動のサポートといった安全対策の面で役立ちます。
キーボックスの解錠
地震を感知した際にキーボックスを解錠します。迅速に避難拠点の施錠を解き、内部へ入れる状態にします。
ディスプレイの表示内容変更
電子表示板のディスプレイにニュース速報や避難情報を掲載します。正確で迅速な防災情報の伝達をサポートします。災害時のディスプレイとして注目されている技術のひとつに「電子ペーパー」があります。
電子ペーパーについての詳細は下記のリンクをご参照ください
電子ペーパーは、液晶や電光掲示板と比較して、情報の表示に殆ど電力を使用しないという長所があります。停電などが予測され電力使用に制限が生じる災害時において、電子ペーパーがもつ特徴は防災設備に適していると言われています。
感震センサーを搭載した防災標識の用途例
照明効果による避難誘導
防災標識の点灯により視認性を向上したり足元灯の点灯を行い夜間の避難行動に備えるといった使用方法があります。停電が発生しても継続してライトアップができ、日没後の防災対策に貢献します。
緊急時の施設利用(キーボックスの解錠)
キーボックスは建物の鍵を保管しておく「専用の箱」のことをいいます。災害時に避難者が鍵を入手するためには、地震を感知して解錠するキーボックスが必要となります。案内板と併せることでキーボックスを使用する際の説明にも役立ちます。
災害情報の伝達
電子機器による情報伝達は停電の影響を受ける点に注意が必要です。例えば、太陽光発電と低消費電力の電子ペーパーを組み合わせることで、停電時でもタイムリー情報の発信を行うディスプレイとして役立ちます。
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